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BUSINESS

稲元 泰士郎 エイワーク武庫之荘南店

人生一度きり。父親の背中を見て、沢山の人から声を掛けられる人間になりたいと感じた

川崎重工、新日鉄住金という大きな企業で働き、子供にも3人に恵まれ、安定した収入があり、マイホームもありましたが、自分の人生このままで良いのかという部分でずっと悩んでいたんです。機械と向き合う仕事よりも、自分はヒトと向き合う仕事がしたいという思いがありました。

私の家族は営業一家なんです。定期的に集まる機会があり、家族が話している仕事の話が、とても魅力的で、人と向き合っている姿が、私には凄く羨ましかったんです。私は鉄と向き合っている時間が多かったですし、鉄に話しかけそうになるんじゃないかという環境で働いていましたからね。(笑)営業職に拘らず、対ヒトの仕事がしたいとずっと思っていました。

そんな時に転職は35歳がボーダーラインという話をどこかで聞いたんです。33歳の時「ここで動き出さないとチャンスが無くなる。今踏み出さないとこのまま。」と強く感じ転職を決意しました。




「安心」も手に入れていただきたいから 家計のことも率直にお話しする

住宅は購入がゴールではなく、幸せになるためのスタートだと考えています。購入をゴールととらえると、住宅ローンを無理して組んでしまうことが少なくありません。例えば次のような事例があります。
本来月額10万円までのローンを支払う力があるが、銀行が13万円融資してくれる場合、少々無理して13万円の支払いをしてしまうケースです。確かに月額3~4万円のローンを増やせば、良いお家は手に入ります。しかし本来は10万円までしか支払う余裕がないため、教育費などを削らざるを得なくなってしまいます。良い家を買うために、他の大切なことを犠牲にしては本末転倒だと思うのです。 幸せになるために家を購入するのに、かえって負担や犠牲が増えるようなケースを生まないよう、率直にお話しするようにしています。
月々に支払える住宅ローンはご家族によって異なります。具体的に今後、暮らしていく上でどの程度の費用が必要で、住宅ローンに充てられるのはどの程度が妥当なのか、しっかりとイメージを持っていただく。近い立場でご相談にのれる担当者だからこそできるサポートだと考えています。

不動産業界に興味を持ち始めるようになったきっかけは父親です。私の父親は豆腐屋を経営していたんですが、ある時期お店を畳む事になり、不動産の道に進んだんです。私はそれに触発され不動産という業界に興味を持ち始めていました。

父親が今、豊中の庄内という街で賃貸業をやっているんですが、商店街に行くと沢山の方から「稲元さん」と声を掛けられるんです。お客さまとの関係性の中で「信頼」を築きあげたからこそ生まれた、その姿を見て「カッコいい!」と思いました。私はそういう父親の背中を見てきたので、不動産業界に対しての憧れが次第に強くなり、不動産の道に進む事を決意したんです。




人の人生に携われるなんて凄い事。責任感が重大だからこそ、やりがいを感じられる

元々「家」に対しての憧れが凄くありました。私の実家はボロボロな建物が集まる市場に存在する豆腐屋の2階だったんです。そこで家族5人で暮らし、高校生になっても川の字で家族揃って寝ていました。そういう環境で育ってきたからこそ、「大きなくなったら家を買う」という漠然とした目標があったんです。

大きな企業に勤め、念願のマイホームを購入したんですが、実家の豆腐屋が取り壊しになり、両親はボロボロのアパートを借り生活していたんです。私が「家を買いたい」と思っていたように、ずっとボロボロの家で生活していた母親も家が欲しいという夢を持っているのを私は知っていました。

ボロボロのアパートを借り生活している両親を見ていたら心が痛く、自分の夢である、マイホームを購入することはできたけど、両親の現状を見て「これは違うだろ」と感じ、私はその家を売却して2世帯住宅を購入したんです。不動産を通じて、自分の人生と向き合ったんです。

不動産を購入するという事は人生に数回しかない大きな出来事です。これからの生活・人生が関わってくる大事な決断をサポートするという事は凄く大変な仕事で、仲介手数料という高額な報酬に見合った仕事をすることの責任感も重大です。だからこそ、やりがいを感じることができる仕事であり、お客さまから感謝された時の喜びを大いに感じることのできる仕事なんです。




お客さまの話を聞く事。お客さまと本気で向き合うことができる担当者

不動産業界に対して怖いイメージを持たれているお客さまは多くいらっしゃいます。だからこそ、私は身近な存在となり不動産以外の事も、沢山お話しできる存在になりたいですね。

お客さまが「センチュリー21の社員」という認識をするのではなく、「稲元さん」として認識してもらえる存在になりたいです。街でお会いした際は「ここのご飯美味しいよ」と不動産以外の事も気軽に話してもらえると嬉しいですよね。その為には信頼を築くことが大切です。信頼が一番大切です。お客さまとそういう関係性を築けたら、私自身もよりやりがいを持って仕事に取り組むことが出来ますし、凄く良い循環の中で仕事を続けることが出来ると思います。

私はお客さまの希望する物件の条件を聞いて、淡々と物件情報を提案するのではなく、お客さまがどういう選択をすれば幸せになるのかという軸を持って仕事に臨んでいます。物件が全てではなく、生活という広い視点で捉え、どこに住むべきなのか。今購入するべきなのか。どの選択が一番お客さまの為になるのか。こういった事を考える為には、お客さまの話を沢山聞くことが大切です。

日々の生活習慣、ご実家の事、お子様をどういう学校に通わせたいのか。ご主人の仕事は忙しいのか。奥様は料理を作るタイプなのか。物件とは直接関係のない話を聞いた上で、お客さまにとって最適な選択肢を提案します。

購入するべきタイミングでは無いのに売る必要はないですし、購入を考えている人に賃貸を勧めることもございます。人生に数回の大きな買い物だからこそ、後悔して欲しくないんです。買って良かったと心からお客さまに思ってもらう為には、生活背景を把握し、お客さまの為という理念を曲げずに徹底して仕事に取り組むことを私は大切にしています。

何より私は喋ることが好きで、色んな考え方や知識を知り、沢山の方から日々学ばさせて頂いております。どっちが偉いという訳ではなく、対等な人間関係の中でお互いが信頼し、素直な気持ちを伝えられる存在でありたいですね。